インドに暮らして想う事。インドでのパン作り

インドに暮らして想う事&インドでのパンの作り方を配信します。

マンゴーで天然酵母を作る。そしてパンも作る。

せっかくインドにいるのだからインドのマンゴーでマンゴー酵母を作ってパンを作ってみたい!

と言う事でやってみました。

今回色々とマンゴーを試食してマンゴー酵母に良いのでは?と選んだ品種がシンドリ「Sindhri」と言うマンゴーを選びました。

味が濃厚で甘味も酸味も強いマンゴーです。

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緑色をしていますがこれで熟しています。

 

マンゴー酵母の作り方

1)まずは酵母を作る容器を熱湯消毒します。

大きな鍋にお湯を沸かしてその中に蓋とビンを入れて数分沸かします。

その後自然乾燥させたビンを使います。

 

2)お水は濾過器を通した水を一回沸騰させてその水を常温まで冷ましてから使用します。

 

3)マンゴーはざっと汚れをふき取る程度で大丈夫です。

その後皮ごと細かく切ってビンに入れます。

 

マンゴー酵母の仕込み

マンゴー100g(皮つき)

水   300g(沸騰させて常温まで冷ました水)

砂糖 大さじ 1杯程度(使うマンゴーの糖度によって変更)

以上をビンに入れて発酵を待つのみです。

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仕込み当日

 

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仕込みから1日経過。マンゴーが浮かんできました。

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仕込みから2日経過。細かい泡が出てきました。

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仕込みから3日経過。細かい泡がたくさん出てきました。

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仕込みから4日経過。香りは果実酒のようです。

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仕込みから5日経過。ほぼ完成です。このあと冷蔵庫へ保管しました。

※仕込みから5日ほどで出来ましたが気温により変わると思います。         

※1日に一回蓋を開けて空気を入れてあげる事だけは欠かさず行いました。


 

パン生地の仕込み

冷蔵庫で1日休ませたマンゴー酵母を茶漉しでこした

マンゴー酵母 150g

Atta(チャパティーの粉) 50g

これをホイッパーで混ぜて一晩発酵させます。

 

一晩発酵させた生地に

Atta 200g

マイダ(ナンの粉)250g

ロックソルト 10g

モルトパウダー 1g

マンゴー酵母50g

水 105g

バター 10g

これをミキシングして生地をこねます。

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捏ね上がった生地の状態です。

4時間30分発酵させて

生地を分割(2等分)して成形

その後45分発酵(38℃で)

その後クープ(切り目を入れて焼成

焼成温度210度で26分

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出来あがったパンです。ドイツパンのように爽やかな酸味のあるパンです。

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切ってみました。

Atta(チャパティーを作る全粒粉)をミックスする事でライ麦パンの様な食感になりました。

爽やかな酸味があって風味豊かなドイツパンを食べているようで美味しかったです。